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 ✤ アニガサキが放り捨てた「仲間でライバル」こそが「読者参加企画」であり虹ヶ咲のやりたい事だった件
Posted on 27.2022


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雉も鳴かずば撃たれまい…。でも鳴かずにはいられない。そして虹ヶ咲はその鳴き声を肯定する物語だった筈。だから、貫けばよかったのに。始まりの夢を。それは作品のテーマ的にも人気的にも。なんJでは1期11話で上原爆弾が炸裂した時のビッグウェーブはWBC決勝のイチローを越えたと今でも語り草である。それが12話で急ブレーキをかけて方向転換して…あーあ。そのまま突き進めば或いは壁を壊せたかもしれないのに。

仲間でライバル。AKBの総選挙が分かりやすいが互いに殴り合う訳でもないアイドルの勝敗は人気によって決まる。ファンはステージに立ち並ぶアイドルの中からヒトリダケを選んで大好きを叫び、その大好きの数が1番多いアイドルがセンターの座に輝く。このファンの奪い合いの構図は少年ジャンプでも深夜アニメでもラブライブ大会でも同じだ。

少し前に虹ヶ咲のアンコール投票はファン参加型のラブライブ大会だと書いた。1人が1校にあたり、それぞれのキズナエピソードで楽曲の制作秘話を描き、ライブで順に新曲を披露し、最後に誰が1番良かったかをファン(あなた)に向けて尋ねる。そこで選ばれし1名のみがウイニングライブを行えるシステム。言わばファンの大好きが物語の結末を決める物語で、それは歩夢に限らず誰もが主役に成り得る物語であると。

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キャストがキャラになるように、ファンは侑(あなた)になってラブライブ世界を疑似体験する。ゲームなら主人公とプレイヤーをリンクさせるのは比較的簡単。1アカウントごとに世界が独立しているので主人公を自由にコントロールさせればいい。それが無理なら一人称視点にして選択肢を出すなりプレイヤーの意思を反映させる方法は色々とある。例えばキズナレベルをヒトリダケ上げまくるとか。それをライブやアニメで行うなら投票という形になるのだが、多数決なのでファンみんなの願いは叶わない。

仲間でライバルとは何か。それは読者ひいてはファン参加の投票企画であり、エントリーする全てのアイドルにスポットライトを当てる事によるラブライブ大会の群像劇化。選ばれた勝者とそのファンだけでなく、むしろ必然的に敗者たちに寄り添う物語。

この群像劇どうこうは私が勝手に言ってるだけだとしても、ファンが1人を選ぶ物語だというのは生放送のスタッフさんも同じ解釈の筈。なんせ「ヒトリダケナンテエラベナイヨー」をバズらせ、私達にジャケ違いシングル3種3セットを買わせた後に、その返しとして全メンバーに「ワタシダケヲエランデヨー」と叫ばせていたのだから。

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でもアニメスタッフはこの構造を理解していなかった!…と誤解されても仕方のないアニメを作っている。個人回で侑をハブってアイドル同士でカップリングさせたり、1期9話の選抜メンバーの決め方にしても、上原爆弾の処理方法にしてもそう。

歩夢の「せつ菜ちゃんの方が大事なの?」に対して葛藤なく「違うよ」と答えさせてどうする。そこの部分の葛藤が仲間でライバルの肝では?その後に続く言葉が「みんなが大事」だったなら試合は続いたが、実際に続いた言葉は「私にも夢が」で完全に試合終了。監督いわく、ファンのみんなも侑ちゃんのように何かを見つけて頑張ってね!…うーんこの仲間でライバルとは真逆を行く思想よ。ドラクエの映画とか好きそう。

侑を作詞作曲をこなすスーパー神モブから一ファンにして、心の叫びが歌になる改変は良いと思ったんですよね。でも仲間でライバルを貫くなら侑とメンバーがキズナを深める描写は必須だし、侑の夢どうこうはノイズになるから必要ねンだわ。ちゃんと仲間でライバルに決着をつけてからテーマにするならむしろ良い。ファンを物語世界に肩までつけた後に「でも君は全く偉くないからね?」ってぶっこんで来たら第2の上原爆弾になってた。でも今のようにファンと侑を投票システムで同期(意思を反映)させる前に弾いちゃったら何もかもが中途半端で生温い。

アニメで投票システムを機能させるのが難しい事は分かるんですが、結果発表の物語はアニメ連動ライブでやってもよかったし、やりようが無かった訳じゃないと思うんですよね。アニメで大量に新規が入って組織票が薄まれば今までより読めない選挙になったし、キャラと曲と物語の総合評価で璃奈とかが勝ってたかも…って、まあ今更こんな事をグダグダ言った所で死んだコンセプトは帰ってこないんですが。許すことが大切だと知った風なコトを言う者もいるだろう。でも、せめて1人くらい仲間でライバルの墓前に花を供える人間が居てもいいだろうと思うのです。

cetegory : ラブライブ!  ✤  comments(0)  ✤ 
2022年05月27日(金)  00:00 by C6
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